マクール監修!GW注目レース

勝負駆けとは絶対に負けられない戦い

10月はボートレース界において様々な『勝負駆け』が展開される。この『勝負駆け』とは、レーサーが絶対に負けられない勝負の場面で、目一杯に駆けるという意味。

レーサーの誰もが土俵際まで追い込まれたいわけではない。しかし、1着から6着まで順位がつくというレースの性質上、時にピンチもチャンスも訪れることがある。そんな時に勝負駆けに挑むことになる。

最もわかりやすい勝負駆けは予選最終日。予選の得点率によって準優勝戦や優勝戦へ勝ち上がるための第一関門。ここで結果を残せなければ、賞金が高い賞典レースに進むことができない。チャンスがあるレーサーはメイチの勝負をする。

一般的に勝負駆けはボーダー付近のレーサーたちに対して使う言葉であったが、最近では準優1号艇や予選トップ通過を狙うレーサーにも使われることがある。それは予選トップを取ることが、優勝に最も近いから。

そのため準優へ乗れるかどうか際どいレーサーよりも、前日まで動きが良かったレーサーを枠番不問で狙う方が、現代の勝負駆け舟券においては正解といえるだろう。

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年間の主な勝負駆け
1月 マスターズチャンピオン選考期間最終月
3月 グランドチャンピオン選考最終月
4月 前期期末
オーシャンカップ選考最終月
5月 レディースチャンピオン選考最終月
6月 ヤングダービー選考最終月
7月 ダービー選考最終月
10月 後期期末
チャレンジカップ選考最終月
11月 グランプリ・クイーンズクライマックス選考最終月
12月 年間表彰各部門
クラシック選考最終月

ボート界最高グレードのSGや年齢・性別によってカテゴリ分けされるプレミアムGⅠは、1年間の成績によって出場レーサーが決定する(※一部選考期間が短いタイトルもある)。1節単位においては優勝が明確に意識できる上位選手を狙うべきと述べたが、こちらの勝負駆けについては、ボーダー付近のレーサーを積極的に狙いたい。

そして10月と4月は全選手が対象の期末の勝負駆けが行われる。これは5月から10月、11月から4月と1年を2分割して、この期間の成績で次の期(1〜6月、7〜12月)の級別を決める。級別によって出場できるレース、斡旋される日数が変わるので、レーサーたちの稼ぎに直結する。

各級別における勝率ボーダーの目安は、A1級が6.20、A2級が5.40、B1級は2.00。出走表に新期勝率(19年5月1日〜)と記載されている成績をもとに、勝負駆け対象レーサーを見極めていこう。

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白熱する賞金戦線

年末へ向けて今後盛り上がってくるのが賞金争い。最終決戦のグランプリ(GP)に残るためには、まずはチャレンジカップ(CC)に滑り込まなければならない。具体的な目標としては賞金ランキング34位以内で、昨年のボーダーは中野次郎の3,641万円だった。しかし、今年は4月から賞金額がアップしている影響で、メモリアル終了時点で34位は3,369万円(篠崎元志)。10月はSGダービーを筆頭にGⅠ3開催と高額賞金レースが目白押し。4,000万円で安全圏、3,800万円あたりがボーダーになるのではないだろうか。

もちろんGPのベスト18もボーダーが上がることが予想される。昨年は新田雄史の5,707万円だったが、今年は6,000万円前後になりそう。

今年の賞金戦線を占ううえでキモとなるのが、ナイター巧者の存在。それは今年史上初めてGPがナイターで行われるだけでなく、CCもナイターで開催されるため。

メモリアルで優勝し、SGV5の全てがナイターである毒島誠が、現代のナイターキングであることは疑いようがない。地元のCCはもちろん、GPもひと際注目を集めそうだ。

ダークホースとなりそうなのが桑原悠。ナイター勝率7.89。CC開催地の桐生は今年の周年に出場し、予選を上位で通過。優出はできなかったものの、特別選抜A戦で逃げるなど相性は悪くない。初のGP出場へ向け、CCで大勝負に出る。

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